Azure Front Door Serviceを使ってみた

この記事のざっくりポイント
  1. Azure Front Door Serviceについて
  2. Azure Front Door Service経由でWordPressサイトを配信させる

Azure Front Door Serviceとは?

CDNやL7ロードバランサの機能をひとまとめにしたようなサービスで、VMやApp Serviceのエンドポイントを世界各地に展開出来るサービスです。

例えば米国中央リージョンに建てたApp Serviceに対して日本国内からAzure網内に入れるエンドポイントを用意することが出来るためレイテンシを抑えることが出来ます。

参考 Azure Front Door Service(公式)Microsoft Azure

前提条件と設定の大まかな流れ

今回はApp ServiceにWordPressを米国中央リージョンに建て、これにFront Door Serviceの設定をしてみます。

手順1
バックエンドとなるApp Serviceを作成
手順2
Front Door Serviceをリソースグループに追加
手順3
Front Doorデザイナーでバックエンドを設定
手順4
Front DoorエンドポイントでWordPressを表示出来るかどうかを確認

App Serviceの準備

App Serviceの作り方は割愛しますが、こんな感じで用意。リージョンは”Central US”です。

Front Door Serviceの作成

次にFront Door Serviceを作って行きます。「リソースの作成」で”Front Door”と入力すれば出てきます。

まずはサブスクリプションとリソースグループを選択していきます。

次にフロントエンドとバックエンドプールを設定していきます。

まずは「フロントエンドホスト」の右側にある”+”ボタンをクリックします。

ここで設定するホスト名がエンドポイントURLになります。

次にバックエンドプールを追加していきます。

「バックエンドの追加」をクリックし、最初に作成したApp Serviceを指定していきます。

最終的にこんな感じになります。

最後にルーティング規則を設定していきます。今回はそこまで深く設定しません。

結果

これだけでFront Doorエンドポイントを用意できます。世界規模でアクセスが来るようなWebサイトであれば各地のエンドポイントからアクセスを受け付けられるのでレイテンシ低下の恩恵を受けられたりします。

レイテンシの計測などはそのうち書いていこうかなと思います。