Azure Backupのハマりポイントとバックアップ・リストアにかかる時間

概要

Azure Backupを使用すると、Azure VM及びオンプレ上で動作するOSのイメージバックアップを取ることが出来る。

ハマりポイントとコツ

• VMにディスクを追加でアタッチしている場合、アタッチ先のストレージもバックアップ対象に入る。
• 別のリソースグループへVMをリストアする事自体は可能だが、ストレージアカウントは同一のリソースグループに無いとダメだった
• 実際の運用では最低でも4世代分のバックアップは必要
  • 金曜日に発生した障害・トラブルが月曜日に発覚した場合、1世代バックアップではリカバリ出来ないため。
    
    

バックアップにかかる時間

前提条件

Azure VM(Standard D4 v3)に、次のストレージ構成でVMを準備した。

VMを立ち上げ、Managed Diskを(100GB)アタッチし、2ディスク構成にした。

毎朝2:00にバックアップするようにバックアップポリシーを設定し、7日間ほどバックアップさせた。

Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/sda2        30G   15G  15G  50% /
devtmpfs        3.9G     0  3.9G   0% /dev
tmpfs           3.9G     0  3.9G   0% /dev/shm
tmpfs           3.9G  433M  3.5G  11% /run
tmpfs           3.9G     0  3.9G   0% /sys/fs/cgroup
/dev/sda1       497M  165M  333M  34% /boot
/dev/sdc1        99G  20G   79G  15% /mnt/attacheddisk
/dev/sdb1        40G  962M   37G   3% /mnt/resource
tmpfs           797M     0  797M   0% /run/user/0
tmpfs           797M     0  797M   0% /run/user/1000

バックアップ時間のベンチマーク

概ね1.5hから2.0hぐらいで見積もると良さそうです。

リストア時間のベンチマーク

リストアにかかる時間は大体1時間程度。仮にVMにトラブルが発生し、Azure Backupからのリストアが必要となった場合には1h～1.5hを見込めば良いかなと思います。