AliEaters Sapporo #2 に行ってきました

この勉強会で得られた知見
  • ECSインスタンスの立ち上げからロードバランサの設定やMediaWikiのデプロイまで手順を再確認出来た。
  • 基本的な概念や用語はAWSに近いので、AWSに慣れていると取っつきやすい
  • Alibaba Cloudのリージョン間通信はインターネット間で通信している
  • ECSインスタンスの立ち上げからロードバランサの設定やMediaWikiのデプロイまで手順を再確認出来た。

どうしても札幌を離れることが出来ず、今年はJAWS DAYSには参加することが出来なかったのですが、ちょうど札幌でAliEaters Meetupが開催されたので参加しました。(ほぼサポーターとしてですが・・・)

ただちょうどAlibaba Cloudのイベント(AliEaters Sapporo#2)が開催されたので参加してきました。

ハンズオン(ECSを立ち上げ~MediaWikiのインストールとオートスケール)

前半はハンズオンで、VPCの作成からECSインスタンスの立ち上げを行いました。ハンズオンの内容は、以前私が書いたブログと内容が被るので、下記の記事を是非参考にして下さい。

「やってみよう」 Alibaba Cloud:ECS編 「やってみよう」 Alibaba Cloud:ロードバランサ編

ハンズオンのゴール

最終的にはこんな構成で構築するのがゴールでした。

最終的にはstressコマンドでECSインスタンスに負荷をかけて、正常にスケールアウトされるかどうかを確認することが出来ました。

座学: Alibabaのvirtual-kubeletを動かしてみよう(SBクラウド 森 さん)

Alibaba Cloud上でvurtual-kubeletを動かすという話でした。

最近のコンテナ界隈のおさらいから始まり、Elastic Container Instance(ECI)について解説がありました。

発表内容は森さんのブログにありますので是非ご参照下さい。

参考 virtual-kubeletは何か。Alibaba Cloud上で実際に動かして検証するGoldstine研究所

座学: 東京第2データセンタとECSの話(岡崎さん)

岡崎さんからは 東京第2データセンタとECSの話がありました。

実際に計測されたデータをベースにAlibaba Cloudのリージョンについて解説がありました。気になった点は次の通り。

  1. リージョン間通信は一度インターネットを経由させるので、どうしても遅延が発生する
  2. SMTPサーバは利用規約上設置出来ない。SendGridなどを使うのがベストプラクティスになるが、Lift and Shiftでメールサーバを持ち込むことが出来ない。
  3. SLBには癖があり、「プライマリ」と「バックアップ」としてAZを指定するが、「プライマリ」に指定したAZに先に偏ってバランシングされる。「プライマリ」のAZが溢れ始めたところで「バックアップ」のAZに割り当てたECSにトラフィックが入り始めるとのこと。
  4. SLBにはオートスケールは無い。

懇親会には私用で参加出来なかったのですが、ハンズオンなどで手順の再確認と他の参加者さんのサポートが出来たので大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。